メールやウェブサイトでの広告配信は、今日の企業にとって重要なマーケティング手法の一つとなった。だが、すべての顧客に同一の内容を繰り返し配信する旧来の手法では、もはや大きな効果は期待できない。顧客とより深くつながるには、顧客のネット活用の形態や利用端末、嗜好の多様化に応じて、配信する内容やタイミングを柔軟に変えていくことが不可欠。それを実現するのがadingoの「cosmi Relationship Suite」だ。
株式会社 adingo
代表取締役 古谷和幸 氏
1970年東京生まれ。2002年にアクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)に入社。同社における広告プロダクトの開発・運営に従事した後、08年6月にadingoを設立、代表取締役に就任。12年からは親会社のVOYAGE GROUP 取締役も兼務。
代表取締役 古谷和幸 氏
1970年東京生まれ。2002年にアクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)に入社。同社における広告プロダクトの開発・運営に従事した後、08年6月にadingoを設立、代表取締役に就任。12年からは親会社のVOYAGE GROUP 取締役も兼務。
リピート顧客を増やすため、以前コンタクトした顧客にメールマガジンを配信する企業は多い。しかし、これによって劇的にリピーターが増えたという事例はあまり聞かれない。メルマガが読まれる率(開封率)は一般的に10%前後といわれる。つまり“読まれない”ケースが大半なのだ。
この課題を解決するために、adingoが提供を開始したのが、プライベートDMP(データマネジメントプラットフォーム)の「cosmi Relationship Suite」(以下、cosmi)である。
「cosmiは、会員を抱えるサービス、例えばEC事業者のリピーター獲得施策を支援する目的で開発しました。すべての顧客に同じ内容を同じタイミングで送る旧来のメルマガ配信では、効果的な施策を行うのは難しいと考えたからです」と、同社代表取締役の古谷和幸氏は説明する。
プライベートDMPとは、顧客データや販売管理データなど、企業が抱えるさまざまなデータを一元管理し、マーケティング活動に生かすためのツールだ。
中でもcosmiは、ユーザー企業専用のシステムを高い費用をかけて開発する従来の提供形態ではなく、共通機能をうまく取り入れながら安価で手軽に導入が可能なASP型の「プライベートDMP」として提供されている。