タイトリストの
日本限定モデル

 マルマンのブースでは、出山泰弘社長自らお出迎え。シニア層への認知度が高く、光り輝くゴールドカラーが特徴的な『マジェスティ』を手に、セールストークを始める。

「傷がつかないソールの加工、時計で培ったメッキ技術、漆細工を施すなど、メード・イン・ジャパン、匠の技にこだわりました」(出山社長)

 タイトリストは、リニューアルした日本市場限定モデル『VG3』をアピールする。

「『VG3』は、飛距離と方向性を求める日本のゴルファーのニーズに応えました。操作性なら『913』がお薦めです」

 ドライバー同様、『VG3』はアイアンも飛距離追求型ながら、打感重視の軟鉄鍛造ヘッドというのもタイトリストらしい。

 テーラーメイドは「ロフトアップ」を提案。同社の『SLDR』ドライバーを使うPGAツアープロたちは、平均1~1.5度ロフトを上げているという。

 そこで『SLDR』に12度、14度、日本オリジナルモデルの『グローレ』は11.5度、『ジェットスピード』にも12度のハイロフトをラインアップした。

「うまい人ほどロフトが少ないっていう“常識”は、もう昔のものなんだね」(薬師寺さん)

『ビッグバーサ』
ブランドが復活

 キャロウェイで目を引いたのが、一世を風靡した『ビッグバーサ』の復活だ。『ビッグバーサ』はスライド式のウエイトを搭載。打点がばらつくゴルファーでも、打点に重心を合わせることで強い弾道を可能にする。

 石川遼が試打してすぐに使用を決めた『ビッグバーサアルファ』は、縦の重心位置をコントロールできるという斬新な発想。

「プロは距離を出したいときに重心の上で打ちますが、重心位置を変えることで、いつもの打点でも飛ばせます」(担当者)

 ピン ゴルフジャパンの『i25』ドライバーを手に取った薬師寺さん、「これはアイデアですね。テークバックが引きやすい」。クラウン部に描かれた「レーシングストライプ」が、ターゲットに対して真っすぐ構えやすくすると同時に、テークバックのガイドラインにもなっている。

『カーステン TR』パターは昨年の『スコッツデール TR』同様、芯をはずしても距離のばらつきが少ない「TR 溝」と「シャフト長調節機能」を搭載。バックフェースにエラストマーを装着し、打感がソフトになった。