グリップ、シャフトも
クラブの進化に対応
カラーグリップの先駆け、イオミックでは、“カチャカチャ”付きクラブに対応した『LTCグリップ メビウス』を発見。ロゴをはずすことで、シャフトを左右にひねっても違和感がない。
また、『スティッキー』では硬度の異なるタイプをそろえ、冬場は硬く感じるのでソフト、暑い夏はハードといったグリップの使い分けを提案していた。
USTマミヤの新シャフトは『アッタス5GoGo』(「ゴーゴー」と読む)。「アッタス史上最もクセのないシャフト」が売りで、使い手を選ばない。先端部の剛性を高め、浅重心に深重心、弾道調整機能などさまざまなタイプでもヘッドのポテンシャルを生かすという。
「ヘッドがいいのよ。美術品みたい」と薬師寺さんもお墨付きのオノフが、クラブとともに力を入れる「シャフトラボ」。「HASHIRI」「SHINARI」「TATAKI」と、特徴をそのままネーミングにしたラインアップをそろえる。中でも40グラム台ながらしっかりたたけるという「TATAKI40」には薬師寺さんも感心しきりだった。
各社性能を競う
GPSゴルフナビ
アディダスゴルフの一押しは、鮮やかなソーラーブルーが目を引くシューズ『アディゼロ・ワン・ボア』。前作『アディゼロ・ツアー』を上回る290グラム(片足25.5センチ)の同社史上最軽量を実現しつつ、フィット感の調整をダイヤルで自在にできる「Boaクロージャーシステム」を搭載した。
ソールスパイクは7個と少ないが、中央部をはじめ効果的に配置することで、グリップ力と安定性を確保している。
自身はレーザー式の距離計を使用する薬師寺さんだが、各社がしのぎを削るGPSゴルフナビの高性能ぶりには一目置く。
ゴルフバディーの『BB4』は、8月末以降に発売予定という、ベルトタイプのGPSナビだ。ポケットからいちいち出し入れしたり、腕時計タイプだと大きくて気になるというゴルファー向けに開発。担当者も、快適な装着感とファッショナブルさを強調する。アクセサリー感覚で着用でき、「新しもの好きのチョイ悪系によさそう。今や距離計は必須アイテムだけど、日進月歩なんだねえ」(薬師寺さん)