【第4回】インターンシップ最前線 囲い込みからつながりへ

【第4回】インターンシップ最前線 囲い込みからつながりへ
フリークアウト、三井住友海上、VOYAGE

著者・コラム紹介
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エンターテイメントは
理解につながるか

 「厳しさ」や「成長」をキーワードとするフリークアウトと三井住友海上に対し、「楽しさ」「面白さ」というコンセプトを前面に出したインターンシップを展開しているのが、インターネットメディアの運営や広告配信技術の開発を手掛けるVOYAGE GROUP(以下、VOYAGE)である。

VOYAGE GROUP
取締役CCO・人事統括
青柳智士氏

 同社は、現在、新規事業創出や「もの創り」実践など、5種類のインターンシッププログラムを展開しているが、特にユニークなアイデアで注目を集めているのが、無人島で1泊2日の合宿を行う「Island」である。このプログラムは、VOYAGEの企業文化と「会社の特徴を感覚的に把握したい」という学生のニーズとのマッチングを目指す中から生まれたものだという。同社取締役CCO・人事統括の青柳智士氏は説明する。

 「ベンチャー企業である私たちの文化は、“冒険”“海賊”といったキーワードで表すことができます。それらのキーワードをベースに、一種のエンターテイメントプログラムとして企画したのがIslandでした」

 学生は、就業体験によって事業の内容を具体的に知ることよりも、印象に残るプログラムの中で、直感的にその会社のカルチャーを理解することを求めている。それが同社の考え方だ。エンターテイメントの要素を重視するのも、それが直感的な理解を促すのに適した手法と考えるからである。

 VOYAGEのインターンシップの主要な目的の一つは、フリークアウト同様、ブランディングにある。「参加してみたら楽しかった」「会社の雰囲気が良かった」「面白い社員がたくさんいた」。そういった評判が学生の間で広まることは、採用マーケットにおけるブランディングにつながる。一方、プログラムに社員を参加させることで、社内ブランディングも実現する。青柳氏は話す。

 「インターンシッププログラムには、3分の2近くの社員が何らかの形で関わります。学生とのコミュニケーションの中で、社員がVOYAGEについて語り、その価値を伝える。それによって、社員自身もVOYAGEの理念を深く理解できるようになると私たちは考えています」

 インターンシップでは、むろん、学生との「真面目な話」も不可欠だが、そのような対話は、プログラムの過程でのコミュニケーションの中で自然に発生するという。「面白さ」と「真面目さ」が、プログラムの中でいわばミルフィーユのように重なっている。そう青柳氏は表現する。

 「Islandを始めてから、これまで私たちが会うことができなかった多様な学生と出会うことができるようになりました。それがこのプログラムの最大の成果の一つですね」(青柳氏)

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[制作/ダイヤモンド社クロスメディア事業局]

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