“30代から加齢臭”という思い込みがニオイを悪化させる

 議長を務めた久加さんは食事対策について、このように語る。

「ニオイ対策には、バランスの良い食事を摂ることが大切だと言われます。野菜より肉が好き、決まった時間に食事を摂れない、夜食や間食が多い、お酒をたくさん飲むといった方は注意したほうがいいかもしれません」

 その他に、食事以外にもこんな対策をしている人もいた。

「時々脱臭のため洗濯機に洗剤+重曹を入れていました。重曹は油汚れをとり、脱臭効果もあるので結果的にばっちりでしたね」(神奈川県・47歳)

「2年前から季節の変わり目の肌着洗濯には『クエン酸』を入れてみたらどうだろうと思い、いつもより長く洗濯時間を設定、すすぎ回数も1回増やしてみたところ効果があったので続けています。今年の衣替えでも臭いも黄ばみも気にならずとても満足です。これからも続けます」(兵庫県・56歳)

30、40代男性の頭皮脂は固い?
「ミドル脂臭」が蓄積するワケ

 ただ、問題が自分では解決できず、悩んでいるというこんな声も。

「今年2月で35歳になりました。ちょうどご指摘の年代になりました。仕事柄、帽子・制服を着用していますが、この2~3か月ほどで体臭がきつく感じます。自分でも不快に思うこともしばしば。制服などには消臭スプレーをし、シャンプーも2度していますが効果は薄いようです」(香川県・35歳)

 ミドル脂臭は先程述べたように、後頭部や首の後ろを中心に発生する。そのため、シャンプーを念入りに2度行うことは効果的だが、しっかり頭皮を洗えていない、洗い流せていない場合は効果があまり得られない。なぜなら、30代半ばを過ぎると、20代の頃と比べて頭皮脂は固くなってしまい、そこにミドル脂臭が蓄積。洗い落しにくい状態になってしまうからだ。

「普通のシャンプーではニオイの原因を落としにくいため、硬い頭皮脂を落とすために洗浄力、菌を減らす効果のある殺菌力がシャンプーに必要です。固い頭皮脂を落とすためにも、シャンプーで後頭部を丁寧に合計3分洗うことをおすすめしています」(久加さん)

 実際、30代半ばを過ぎて髪を洗っていると、頭皮の脂が固まっているなと感じた経験のある男性は少なくないだろう。これも加齢による変化で生まれる現象だ。

 年齢と共に体のあちこちに変化があらわれるように、体臭もエイジングしていく。しかし、決してニオイは避けられない問題ではない。正しいニオイの知識を知ることで、悩む前に事前に対策ができるようになるはずだ。

(制作 クロスメディア事業局 sponsored by マンダム)

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