CALLAWAY GOLF
航空技術とゴルフクラブがコラボレーション

次に訪れたのはキャロウェイゴルフのブースです。契約プロである南出仁寛プロと、藤田光里プロが登場。キャビンアテンダントの制服を着た藤田プロは本物さながらの美しさで会場は大盛り上がりでした。

なぜキャビンアテンダント姿なのか。それはキャロウェイゴルフの最新モデル"X 16ドライバー"が、パートナーシップを結んでいる米ボーイングとの協力によってデザインされたからです。空力性能を追求したヘッドの特徴を担当者に伺いました。

「飛行機の空力性能をドライバーヘッドの設計に取り入れたのが"NEW スピード・ステップ"です。前作の"スピード・ステップ"から、サイズ、形状、正確な配置を再検討し、ヘッドスピードのさらなる向上と空気抵抗の軽減を実現しました。またフェース面において新たな進化をさせています。フェースをさらに薄肉化し、インパクト時にヒール・トゥ側に外れてもボール初速は落ちません」

ドライバーのみならずボールにも注目です。昨年、柔らかい打感でクロムソフトが話題になりましたが、さらに進化したようです。

「今回はクロムツアーという新しいボールをラインアップしました。石川遼プロもこのボールを使用しています。構造は4ピースで柔らかさは抜群です」

ONOFF
人気シリーズの"赤"がフルリニューアル

オノフのブースは毎年、目に留まりますね。スタイリッシュなイメージを前面に押し出したブースは、他のメーカーとはまったく違った独自の世界観を醸し出しています。そんなオノフのなかでもイチオシは、人気シリーズの"赤"が全てリニューアルしたことです。

「デザインだけでなく、機能面も大きく進化しました。ソール部分のパワートレンチにより、ヘッドが大きくたわみ、それを復元することでボールを押し出し、初速を向上させています。

このパワートレンチは外からは見えないですがクラウン内部にもあり、たわみ&復元を最大に引き出しています。それによりフェースが均等かつ効率的にたわみ、初速向上に貢献しているのです。結果、オフセンター時にも飛距離をロスすることなく飛ばすことができるわけです」

パワートレンチの技術はアイアンにも採用されているようです。アイアンはヘッドの大きさには限界があるので、設計の許容範囲も狭くなります。言い換えれば、それほど劇的な進化をさせにくいクラブといえます。ところが今回の"赤アイアン"は、パワートレンチを効果的に取り入れることで、アイアンでもたわみ&復元を可能にして、革新的な飛びを実現しています。ドライバーからアイアンまでオノフでそろえたくなりますね。