調査・研究で企業を支える「ソーシャルテック・ラボ」

 では、どのようなアプローチで企業のマーケティングを改善するのか。その一端を吉田氏は次のように明かす。

 「ソーシャルグラフをいかに形成し、発展させていくか。そのシナリオを描いて実行する上で、カギを握るのがコンテンツです。私たちはコンテンツの中身にも踏み込んで、お客様のソーシャルメディアマーケティングの最適化を提案します」

  それは広告枠の仲介ビジネスをメインにしてきた広告業界における、一つの挑戦ということもできる。ソーシャルメディアの勃興を背景に、オプトはそのビジネスモデルを革新しようとしているのである。

  ソーシャルメディアマーケティングの高度化に向けて、オプトはもう一つの施策も実行に移した。「SMOスコア」の提供開始と同じ9月、同社は「ソーシャルテック・ラボ」を開設した。

  このラボではソーシャルメディアの今後の動向や、さまざまな視点からの調査・研究を行うとともに、この分野のソリューション開発などにも取り組む。ソーシャルメディアに関する情報のシンクタンクを目指し、今後さまざまな情報提供やデータ活用、セミナーなどを予定している。

  急成長するソーシャルメディアに対応して、その主役である消費者の声に耳を傾けながら、企業は新しいマーケティングの枠組みづくりを急ぐ必要がある。

 そのための取り組みを、オプトはクライアント企業と伴走しながら担おうとしている。 「SMOスコア」と「ソーシャルテック・ラボ」は、その決意表明でもある。 

問い合わせ先
株式会社オプト
ソリューション本部ソーシャルメディア部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-26 一ツ橋SIビル
TEL:03-3219-7407
URL:http://www.opt.ne.jp/

[制作/ダイヤモンド社 企画制作チーム]

 

※この記事のダイジェスト版が「週刊ダイヤモンド」2010年10月30日号でご覧いただけます