日本でも毎年のように酷暑が続く中、地球温暖化を身近に感じている人も多いだろう。国際社会も、脱炭素化目標を決め問題解決に向けて前進しているように見えるが、現在までの削減ペースを見る限り、「2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を正味ゼロにする」という目標の達成など不可能に近い。地球温暖化の核心部を、世界レベルの“知の巨人”バーツラフ・シュミルが解説する。本稿はバーツラフ・シュミル著、栗木さつき訳『Invention and Innovation』の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む