JR東日本が2019年度分から「ご利用の少ない線区の経営情報」を毎年開示しているのをご存じだろうか? その狙いは、「地域の方々に現状をご理解いただくとともに、持続可能な交通体系について建設的な議論をさせていただくため」という。最新の23年度分によると、36路線・72区間合計で757.7億円もの赤字を出しており、赤字ローカル線の存在が経営上の重荷となっているのは間違いない。本稿では、鉄道の費用対効果を示す「営業係数」を基にランキングを作成し解説する。「鉄道の利用が低迷している」と言うより「鉄道が役目を終えている」と言った方が適切かもしれない路線とは?
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