2024年の株主総会で株主賛成率を急回復させたのが、京都銀行を傘下に持つ京都フィナンシャルグループ(FG)の土井伸宏社長だ。だが、株主賛成率の大幅アップには、機関投資家による杜撰(ずさん)な投票も影響した疑いがあることがダイヤモンド編集部の取材で判明した。決算資料の数字さえも確認せずに取締役選任の賛否を判断する、機関投資家の怠慢ぶりを詳報する。

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