銀行にとって金利のない世界は、居心地の良い環境だったともいえる。金利がないため銀行は等しく貧しい状況に陥り、銀行と頭取の実力は見えなくなるからだ。ところが金利が復活したことで、銀行の実力差が如実に現れる環境となった。そこで収益性や運用力、市場評価など、最新データによる複数の指標を用いて、さまざまな角度から銀行の実力と序列を明らかにしていく。