かつて商社業界で万年4位に甘んじていた伊藤忠は、いまや三菱商事・三井物産のツートップを押しのけて時価総額首位にいる。この躍進の原動力となったのが、2010年以来同社のかじ取りを担う岡藤正広だ。経営者として圧倒的なビジネス手腕をふるう岡藤の、駆け出し時代の奮闘ぶりをたどる。※本稿は、野地秩嘉『伊藤忠 商人の心得』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。

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