求職している人は、どのフェーズの「学歴不問」なのか、冷静に分析できるようになることが大切だ(写真はイメージです) Photo:PIXTA
求人票の「学歴不問」という4文字を見て、あなたはチャンスを感じるだろうか。それとも不安を覚えるだろうか?その直感はあながち間違いではない。「学歴不問」という言葉の裏には、学歴の代わりに企業が求めている別の対価があるからだ。良い学歴不問と悪い学歴不問を見極めることで、転職市場の見え方は一変するはずだ。(心理学者 舟木彩乃)
求人票の「学歴不問」は本当なのか?~等価交換の法則
企業の求人票の「学歴不問」の4文字は、学歴に自信のない人や学歴以外のところで評価してほしい求職者には「甘い響き」があります。しかし、反射的に「何か裏があるのではないか?」「本当だろうか?」と、違和感を覚えたりもします。価値あるものを手に入れるには、それ相応の「対価」を支払わなければならないことを、私たちは知っているからです。
この違和感は、「等価交換の法則」で説明することができます。「学歴という対価を払わずに快適な職場を得られるはずがない。もし学歴が不要なら、別の『もっと過酷な何か』を差し出せということではないか?」ということです。求人する企業は、「学歴」を提供できない人には、「誰もが敬遠する過酷な労働環境」や「結果が出なければ即切り捨てる超実力主義」など、重い対価を要求してくるのではないかと考えてしまうのです。
「学歴不問」という言葉で脳内にアラートが鳴り響いた人は、チャンスではなく「対価の不透明さ」を感じ取り、本能的に防衛本能を起動させているのでしょう。







