トランプ関税下の経済、物価、金融政策を展望すると、2025年中は景気の足取り確認、26年はインフレ率の低下度合いの見極めなどで緊張感の強い時間が続き、日銀の利上げペースは単調にはなりえない。だが27年には、サービス価格の上昇など国内要因で基調的な消費者物価も2%近辺の伸び率が定着。日銀は同年1月、7月に追加利上げし、政策金利は中立金利に近づくだろう。

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