コロナ禍で経営が悪化し、会社を手放す決断をした老舗洋菓子店の経営者。M&Aを通じて“新しいスタート”を切るはずだった。しかし、譲渡の裏には、経営者を縛り続ける思いもよらぬ仕組みが潜んでいた。中小企業の事業承継に潜む“見えないリスク”を、現場の証言から追う。※本稿は、藤田知也『ルポ M&A仲介の罠』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

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