藤田知也
白いポルシェでスウェット出社、法人カードでキャバクラで260万を使って失踪…“悪徳な新社長”を送り込んだM&A仲介業者の末路
後継者がいない。その不安を救うはずだったのが、M&Aという“出口戦略”だった。老舗企業が信金と仲介会社の支援を受けて進めた事業承継――。だが、契約からわずか数カ月後、想定外の事態が起きる。経営者保証、買い手の素性、そして見落とされたリスク。「譲る」つもりだった決断が、なぜ「背負う」苦悩に変わったのか。中小企業を破産へと追い込んだ“M&A仲介の罠”の実態を追う。※本稿は、藤田知也『ルポ M&A仲介の罠』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

買った会社を次々と倒産させる“不審な会社”をM&A仲介業者が見過ごすワケ
妻の介護のために、45年続けた会社を手放した75歳の元経営者。「これで肩の荷が下りる」と思った矢先、銀行口座は凍結され、生活のすべてが奪われた。事業承継の手段として広がるM&Aの現場で、いま何が起きているのか。“経営者保証”という見えない鎖に苦しむ老経営者たちの実態に迫る。※本稿は、藤田知也『ルポ M&A仲介の罠』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

会社を売ったのに、なぜか借金6000万円の“連帯保証人”のまま…老舗洋菓子店オーナーがハマったM&Aの“恐るべき”罠
コロナ禍で経営が悪化し、会社を手放す決断をした老舗洋菓子店の経営者。M&Aを通じて“新しいスタート”を切るはずだった。しかし、譲渡の裏には、経営者を縛り続ける思いもよらぬ仕組みが潜んでいた。中小企業の事業承継に潜む“見えないリスク”を、現場の証言から追う。※本稿は、藤田知也『ルポ M&A仲介の罠』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
