全国に約500組織ある農協の有価証券の含み損が合計6000億円超に膨らんでいることが分かった。日本の長期金利の上昇によって時価が下落した債券の“損切り”に追い込まれ、赤字に転落する農協が増え始めているのだ。岩手県には、債券運用の失敗によって有価証券の含み損が合計24億円超に膨らんでいる農協が四つある。また、含み損リスクが顕在化することで財務が毀損しかねない“危険水域”にある農協が三つあることがダイヤモンド編集部の独自調査で判明した。本稿では、債券の売却損を計上することで、巨額損失に陥る可能性が高まっている岩手県の農協の実態を明らかにする。
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