「哲学」と「絵画」は、まったく別の世界――そう思っていないだろうか。だが、フロイトが「無意識」や「夢」に光を当てると、ダリらシュルレアリストは、その目に見えない心の世界を絵画にしようとした。実は、時代の思想が変われば、人間や自然の描かれ方も変わってきたのだ。本稿では、『地図で学ぶ深読み世界史』の著者、世界史講師の伊藤敏氏が、哲学と美術がどのように影響し合ってきたのかを、名画を手がかりに読み解く。絵を見る目が少し変わる、大人のための教養講座だ。

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