頑張っているのに結果が出ない。やるべきことは増える一方で、もうこれ以上頑張れない――。そんなときほど、「もっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまいがちです。しかし、心が折れそうなときに必要なのは、努力を増やすことではなく、自分を苦しくしている考え方を少し変えることかもしれません。『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、もう頑張れないと感じたときに思い出したい2つの言葉を紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

心が折れそうなときに思い出したい、2つの言葉Photo: Adobe Stock

心が折れそうなときに思い出したい、2つの言葉

「頑張っているのに、なかなかうまくいかない」
「やることばかり増えて、もう疲れてしまった」
「自分なりに努力しているのに、何も前に進んでいない気がする」
そんな日が続くと、心は少しずつすり減っていく。

仕事も、人間関係も、将来のことも、すべてが思い通りに進むわけではない。
それでも、うまくいかないときほど「もっと頑張らなければ」「ちゃんとしなければ」と考えてしまう人は少なくない。

しかし、すでに疲れているときに、さらに自分を追い込んでも状況がよくなるとは限らない。
必要なのは、もう一段頑張ることではなく、自分に課しているものを少し軽くすることなのかもしれない。
そんなときに思い出したい、2つの言葉がある。

①「できる範囲でやればいい」

何でも完璧にやろうとすると、「これで十分」と思えなくなる。
仕事はきちんと仕上げたい。人からの期待にも応えたい。家のこともちゃんとしたい。

一つひとつは悪いことではない。
しかし、すべてに100点を求めていたら、時間も気力も足りなくなる。

今日は60点でもいい。
できなかったことではなく、できたことに目を向ける。

心が折れそうなときほど、「もっと」ではなく「ここまでで十分」と区切ることも必要だ。
そうすれば、今日の小さな失敗を「人生全体の失敗」のように感じる必要はなくなる。

②「できないことばかり考えるのではなく、できることに集中する」

どれだけ努力しても、自分では変えられないことがある。
相手が自分をどう思うか。
すでに起きてしまったこと。
思い通りにならない環境。

それらを何とかしようとし続ければ、心は消耗していく。
変えられないものを手放すことは、投げ出すことではない。

むしろ、自分に残されている力を、本当に変えられるものに使うための選択でもある。
心が折れそうなときは、人生のすべてを立て直そうとしなくていい。