「頑張れば道は開ける」という本が支持されたかと思えば、次は「無理に頑張らなくてもいい」という本が読まれる――。自己啓発本の人気は、時代とともにまるで振り子のように揺れてきた。実はこの変化は、ここ数年だけの現象ではない。明治から現代までの出版史をたどると、日本人が求めてきた「頑張れ」と「頑張るな」のメッセージが、社会の変化とともに繰り返し入れ替わってきたことが見えてくる。※本稿は、アメリカ文学者の尾崎俊介『自己啓発本を1000冊読んでわかったこと』(集英社インターナショナル)の一部を抜粋・編集したものです。
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