1903年にノーベル賞を受賞したアレニウスが定めた「酸と塩基」の定義は、化学の歴史を大きく前進させた。しかし、実は水酸化物イオンを持たないアンモニアがなぜ塩基として機能するのか説明できないという、決定的な限界を抱えていたのだ。この科学界の矛盾を打破したのが「ブレンステッド=ローリーの定義」である。常識はいかにして塗り替えられたのか、『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの化学』から科学者たちの知的探究を紐解く。

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