三国志の「本当の勝者」は誰だったのか。曹操でも、劉備でも、孫権でもない。最後に天下をつかんだのは、魏の内部で着々と力を蓄えた司馬一族だった。司馬懿が築いた権力を長男・司馬師が固め、弟・司馬昭がさらに拡大。その先には、司馬炎による晋の建国が待っていた。一歩間違えば、兄弟や親子で血を流す権力争いになってもおかしくない。それなのに、なぜ司馬一族は権力を途切れさせず、次の世代へ渡せたのか。『地図で学ぶ「深読み」世界史』の著者が、三国志最終盤の「勝ち残る一族」に隠された、後継者への任せ方を読み解く。

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