デンソーの経営中枢で、これまでの改革路線を揺さぶる動きが相次いでいる。少数幹部で構成する「羅針盤チーム」なる組織が新設される一方で、内燃機関関連の成熟事業を売却し、電動化やSDV(ソフトウエア定義車)などの成長領域へ経営資源を移してきた。その改革の象徴だったスパークプラグ事業の売却が、突然白紙となった。一体、デンソー内部で何が起きているのか。好業績の陰で進んできた構造改革を数字で検証し、その先に浮上する「もう一つの重大案件」の行方を追う。

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