元週刊ダイヤモンド編集長が高校生向けに実施している授業「大学への経済学入門」を基にした連載『経済学タイムトラベル 歴史を動かした経済思想家たちの軌跡』。第15回はアダム・スミス(1723~90)の2回目です。スミスはケネーら重農主義学派のエコノミストとパリで議論し、帰国の翌年から『国富論』の執筆を始めました。政府が関税政策を駆使して貿易黒字を蓄積し、外国の金銀を収奪してでも自国に蓄積する政策を重商主義(mercantile system)と名付けて徹底的に批判するのが『国富論』ですが、同様に重商主義を批判して自由主義の貿易政策を唱道する重農主義(agricultural system)も批判しています。今日のゼミは、大作の『国富論』をひもときながら、重農主義への共感と批判を説くスミスの思考をたどってみます。
続きを読むアダム・スミスは重農主義のどこに共感し何を批判したのか?文庫版『国富論』で論旨を素早く明解に読みとる方法
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