堀江貴文氏 提供:徳間書店
投資では「勉強するほど勝てる」と思いがちだ。ところが、堀江貴文氏は「投資の勉強」がかえって損につながることがあるという。実際、仮想通貨を売りたくても売れない状態になったことで、12年間ほったらかすことになった経験もある。なぜ投資では、知識を増やすより「何もしない」ほうがいい場合があるのか。※本稿は、実業家の堀江貴文『やってはいけない 絶対損する金の使い方』(徳間書店)の一部を抜粋・編集したものです。
バフェットよりも成果を出す
最強の投資家が存在する
世界でいちばん成果を出せる投資家は誰だろう。投資の神様ことウォーレン・バフェットか。違う。正解は死者だ。死者は株価がどれだけ動こうと決して売らない。資本主義経済は短期的には株価の上がり下がりを繰り返す。でも長期的には右肩上がりで成長してきた。であれば買ったまま何もしない死者が、理屈のうえで最強の投資家になる。
わたしは仮想通貨(暗号資産)イーサリアムで、意図せず「死者の投資家」になったことがある。2014年、わたしはイーサリアムを1万5000円分ほど買った。2017年末の暗号資産バブルでその保有額は約3000万円まで跳ね上がった。購入額の2000倍である。すぐに利益確定しようとしたのだが、あろうことか秘密鍵(パスワード)が不具合をきたし取り出せなくなっていた。
原因を調べたところ、日本語環境からのアクセスでのみ起こる致命的なバグらしい。どうにもならない。放置するしかない。やがて放置していること自体を忘れてしまった。そこから4年後の2021年秋、ふと保有しているイーサリアムの値段を確認すると2億円近くになっていた。さすがに本気で不具合の解消を試みた。でも、やはりどうにもならない。そのまま時だけが流れ、2024年時点でわたしのイーサリアムの保有額は約2億5000万円にまで膨らんだ。







