管理職の面談記録も、顧客本人のサインも残っている。だが、介護施設を訪ねた証券マンが目にしたのは、自分の投資信託についてさえ、ほとんど覚えていない老夫婦の姿だった。なぜ、こんな顧客の口座で乗り換えが繰り返されていたのか。大手証券で25年間働いた元証券マンが、営業成績を優先する組織の矛盾と、顧客保護の難しさを告発する。※本稿は、元証券マンの日野山 大『証券マンひりひり日記』(三五館シンシャ)の一部を抜粋・編集したものです。

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