「毎日頑張っているのに、なかなか結果が出ない」。そんなふうに感じることはないでしょうか。仕事でも勉強でも、努力を始めたらできるだけ早く成果を出したいものです。しかし、思うような結果が出ず、途中で諦めてしまう人がいる一方で、年齢を重ねるほど着実に成果を積み上げていく人もいます。では、長い人生のなかで「大きな差がつく人」には、どんな共通点があるのでしょうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。』の著者クリス・ギレボー氏が、目標を達成するために大切な考え方を語っています。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

年を重ねるほど「人生に差がつく人」の共通点・ベスト1Photo: Adobe Stock

「大きな成果」を手にいれるには?

「毎日頑張っているのに、なかなか成果が出ない」
「今年こそはと思っていたのに、気づけば何も変わっていない」
そんなふうに感じたことはないだろうか。

仕事、勉強、運動、趣味。何か新しいことを始めるとき、人はできるだけ早く結果を出そうとする。
たとえば、資格の勉強を始めたら、短期間で知識を身につけたい。運動を始めたら、すぐに体の変化を実感したい。

しかし、思うように成果が出ない日が続くと、「自分には向いていないのかもしれない」と諦めてしまうこともある。
一方で、特別な才能があるようには見えなくても、数年後には大きな成果を手にしている人もいる。

その違いは、いったいどこにあるのだろうか。

1年は長いが、1日は短い

そのヒントになるのが、次の言葉である。

それは、「人は1日で達成できることを多く見積もり、1年で達成できることを少なく見積もっている」というものだ。時間は、うまく使えばたっぷり手に入れられる。1年365日を合計すれば、相当な時間になる。
私は、このように長い目で時間をとらえるようになってから、大きな目標をそれ以前よりはるかに達成しやすくなった。また、長期的に時間をとらえると、ストレスも減る。第16章で取り上げたハイパーフォーカスとそれに続くバーンアウトのサイクルは、つねに生産的であることを難しくする。それでも、時間をかけることで確実に成果を積み重ねられる。
このことを知っていると、着実に前進できる。また、やむを得ず後退しなければならないときも自分を許せる。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

私たちは、今日一日でできることを、つい多く見積もってしまう。
しかし、本当に大きな成果を生むのは、たった一日の頑張りではなく、長い時間をかけた積み重ねだ。

たとえば、一日30分の勉強でも、一年間続ければ180時間以上になる。
一日では目に見える変化がなくても、一年後、三年後には大きな違いが生まれているかもしれない。

年を重ねるほど「人生に差がつく人」の共通点。
それは、目先の結果に一喜一憂せず、長い目で物事に取り組めることだ。

もちろん、毎日完璧に続ける必要はない。忙しくて何もできない日があってもいい。
大切なのは、一日うまくいかなかったからといって、すべてを諦めないことだ。

今日できなかったことは、明日また始めればいい。
人生を大きく変えるのは、特別な一日ではない。

小さな努力を、長い時間をかけて積み重ねていくことなのだ。