私たちは普段、健康でいることを当たり前のように感じている。しかし、身の回りには細菌やウイルスなど、病気を引き起こす可能性のある病原体が存在している。食べ物や人との接触など、日常生活のさまざまな場面で、そうした病原体に出会う可能性があるのだ。私たちの身体に備わっている、病原体を見つけ出し、対処する仕組みを『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの生物学』から紹介する。(ダイヤモンド編集局)
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私たちの身体は、どうやって病気から身を守っているのか?
私たちの身の回りには、目に見えない細菌やウイルスなどが数多く存在している。
食事をするとき、人と接するとき、外出するとき。
普段の何気ない生活の中にも、病原体に接触する機会はある。
しかし、病原体に接触したからといって、必ずしも病気になるわけではない。
それはなぜなのだろうか。
実は、私たちの身体には、病気の原因となる病原体を見つけ出し、排除しようとする仕組みが備わっている。
それが「免疫系」だ。
免疫系は、私たちが意識していない間も、身体を守るために働いている。
では、具体的にどのような役割を担っているのだろうか。
身体を守る「私設軍」の正体とは?
『14歳からの生物学』では免疫系の仕組みを下記のように解説されている。
一部の病気は、細菌やウイルスなど感染性の寄生体、いわゆる病原体によって引き起こされる。病気はすべて、身体の正常な働きを妨げる。
病原体は、ヒトが接触するあらゆるもの、たとえば食物や、さらにはほかのヒトから感染する。
感染性の高い病原体は、ヒトだけでなくどんな生物にも容易に感染しかねない。(中略)
病原体は非常に危険なため、害をおよぼす前に見つけ出して除去する必要がある。それが免疫系の役割である。
免疫系は病原体の存在を検知して、それに反応する。この2つの作用をまとめて免疫応答という。
病原体を「見つけること」と「対処すること」
免疫系の働きを理解するうえで重要なのが、「病原体を検知すること」と「それに反応すること」という二つの作用だ。
私たちの身体は、外から侵入してくる病原体に対して、ただ無防備でいるわけではない。
免疫系が病原体の存在を検知し、それに対して反応することで、身体を守ろうとしている。
この一連の働きが「免疫応答」と呼ばれるものだ。
たとえば、細菌やウイルスが身体に侵入したとき、免疫系はそれらに対処するために働く。
もちろん、免疫系があるからといって、あらゆる感染症を完全に防げるわけではない。
病原体の種類や身体の状態などによっては、感染したり、病気になったりすることもある。
それでも、免疫系は私たちの健康を守るうえで欠かせない存在なのだ。
健康な毎日を支える、目に見えない仕組み
私たちは普段、身体の中で免疫系がどのように働いているのかを意識することは少ない。
しかし、身の回りには、病気を引き起こす可能性のある病原体が存在している。
そうした環境の中で生活できている背景には、身体に備わった防御の仕組みがある。
その一つが、病原体を検知し、反応する免疫系の働きだ。
免疫系は、目に見えるものではない。
けれども、私たちが日々の生活を送るうえで、重要な役割を担っている。
健康について考えるときには、病気になったときの対処法だけでなく、身体がもともと備えている仕組みを知ることも大切なのではないだろうか。



