人は死にかけた瞬間、どんな気持ちになるのか? 1973年、太平洋を航海中にクジラと衝突して船を失い、118日間を漂流した英国人のモーリスとマラリンのベイリー夫妻。その壮絶な実話を描いたノンフィクション『極限の漂流118日間』(ソフィー・エルムハースト著、村井章子訳)に推薦文を寄せた作家の椎名誠さん(82)は、200冊以上の漂流記を読むだけでなく、自らも世界の辺境を旅し、何度も危ない目に遭ってきた。「日本でいちばん漂流・遭難に詳しい作家」と言ってもいいだろう。インタビュー第2回は、椎名さん自身の「壮絶な漂流体験」について聞いた。

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