1973年、太平洋を航海中にクジラと衝突して船を失い、118日間を漂流した英国人のモーリスとマラリンのベイリー夫妻。その壮絶な実話を描いたノンフィクション『極限の漂流118日間』(ソフィー・エルムハースト著、村井章子訳)に、作家の椎名誠さんは「波の数ほどの絶望を切り裂いていくと世界最大のシーフードレストランがあった――さわやかでおいしい漂流記」という推薦文を寄せた。『漂流者は何を食べていたか』(新潮選書)の著者でもある椎名さんならではの視点だ。インタビュー第4回は、漂流と「食」について聞いた。

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