アリの巣で働くアリは、なぜ自分では子を産まず、女王アリや姉妹のために一生を捧げるのか。一見すると「自分の遺伝子を残す」という進化の原則に反するこの行動は、進化論を提唱したダーウィンをも悩ませたという。働きアリはなぜ女王に反乱を起こさず、自らの繁殖を諦めてまで巣に尽くすのか。その謎を解くカギは、アリならではの意外な生殖の仕組みにあった。※本稿は、理学博士の山田俊弘『不老長寿の進化学 我々はなぜ「死」を選んだのか』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

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