ペーパー試験で実施困難な形式の出題が可能
一方で、少数ではあるがCBT方式の入試を独自に行う大学もある(図表参照)。主に国立大学だが、私立では創価大学が、2025年度に同大学初のCBT方式一般選抜(後期入試)を全国7都市の会場で実施した。
現状は、一般選抜と比べて相対的に受験者数が少ない総合型選抜や学校推薦型選抜を中心に、基礎学力を測る検査のほか、語学のスピーキング技能などペーパー試験では実施できない分野の能力を測る手段として利用されている。
象徴的なのが電気通信大学だ。2025年度の情報理工学域I類(情報系)総合型選抜・学校推薦型選抜で初めて実施されたCBT方式の選考では、実際にプログラムを編集・実行して解く問題、データ解析ツールを用いて解く問題が出題された。
問題・解答用紙の印刷コスト削減、採点の効率化、さらにはデジタルの特性を生かした出題が可能となるなど、大学入試においてもCBT方式を導入するメリットは大きい。
しかし、城西大学のように、受験者数の多い私立大学の一般選抜でCBT方式が本格的に導入されると、将来的には大学入試の風景が大変貌を遂げることも予測される。
