渡辺 博校長
「日藤(にちふじ)」の愛称で生徒や卒業生から愛される日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校。自然豊かな広々としたキャンパスと、日大の付属校という利点を活かした教育が魅力だ。
特に、隣接する日大生物資源科学部で行う農場実習では、年間を通じて整地から野菜の収穫までを行い、食品加工実習ではソーセージなどの加工食品を作るなど、本物に触れる機会が充実している。
こうした経験を通じ、生徒たちは知的好奇心を育み、学校生活のさまざまな場面で主体的に行動するようになっていく。渡辺博校長は「もともと真面目な生徒が多かったのですが、近年はもう一歩前に出ていくような積極的な生徒が増えてきました」と目を細める。
そんな生徒たちの前向きな姿勢が見られるのが、日藤祭(文化祭)や合唱コンクール、体育祭といった生徒主体の学校行事だ。最近では、近隣の小学生を対象とした部活動体験があり、行事終了後、生徒会から渡辺校長へ「『振り返りの会』をしましょう」と提案があったという。「次の行事に活かそうと生徒会長が話し合いをリードしたり、他の生徒が補足してサポートしたりと、それぞれが役割を発揮していて、うれしくなりました」(渡辺校長)。
日藤の行事には、このように一人ひとりが個性や持ち味を活かして輝ける場面がある。渡辺校長は「リーダーシップとは、先頭に立つことだけではありません。付いていけなさそうな仲間を励まし、縁の下の力持ちとして全体を支えることも立派なリーダーシップです」と、それぞれの生徒の頑張りをたたえる。
内進生が東大にも合格
人格と学力を磨く6年間
日大の付属校の中でトップレベルの学力を誇り、他大学へのチャレンジも増えている日藤。ここ2年ほどは卒業生の約6割が他大学への進学などを決めた。2026年3月の卒業生403人のうち、国公立大学には12人、早慶上理に27人、GMARCHに142人が合格している。
特に内進生は難関大学への進学率が高く、同年の卒業生の1人は東大に進んだ。この生徒は、全国レベルの強豪として知られるサッカー部の練習に打ち込みながら、学校行事にも熱心に取り組んでいたという。
「内進生は高校に入ってからも日藤の中心となって活躍するような生徒たちです。中学時代からの部活動や学校行事、体験学習を通じて人格が磨かれていきます」(渡辺校長)
学習面でも、中高一貫校のメリットを活かした先取り学習や習熟度別の授業、長期休暇の特別授業を通じ、難関大学や日大難関学部の合格につながる学力を養成。中学は1学年120人ほどと小規模である利点を活かし、時には個別指導も丁寧に実施しながら、高校の特別進学クラスへの進学を目指していく。
生徒全員に活躍の場がある学校行事や体験活動、そしてそれぞれに合わせた丁寧な学習指導。こうした環境の下で一人ひとりが輝き、希望する進路へと羽ばたいていく。
日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校
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