近年は、教科横断のSTEAM教育にも力を注いでいる。プログラミングやロボティクスの外部コンテストに挑戦し、多角的な思考力を培う。課外活動の熱量は高く、ロボットチームが日本代表として世界大会出場を果たしたほか、クラブ活動ではスペイン「レアル・ソシエダ」の元コーチが男子サッカー部のコーチに就任するなど、学校全体で“世界基準”を意識した活動が広がっているようだ。

2020年度にいち早く導入したSTEAM教育。教科の枠を超えた学びを実践する
ロボットチームは2026年4月、米国で開催されたロボティクス競技会の世界大会に出場
世界的指導者のマヌ・メリーノ氏が男子サッカー部のコーチに。サッカー専用の八王子グラウンドは国際試合用の規格を満たし、ナイター照明付きだ

新教育研究機関の設立と
社会と直結する新コース

文化杉並教育イノベーションセンター(BSICE)
染谷昌亮センター長

 文大杉並はさらなる革新的な取り組みを始めている。25年度に学校併設の教育研究機関「文化杉並教育イノベーションセンター(Bunka Suginami Innovation Centre for Education=BSICE)」を設立。「本校の知見を、日本の公教育全体のイノベーションに貢献させたい」と語るのは、染谷昌亮センター長だ。「学校から社会の明日を照らす」とのミッションを掲げ、企業や大学、NPOと連携して新たな教育プログラムの開発に挑む。ロッテや日立製作所、東急などとの協働プロジェクトが、すでに動きだしているという。

 このBSICEが中心となり、 26年度に高校へ新設されたのが「イノベーションリーダーズ(IL)コース」である。