青井静男校長
文化学園大学杉並中学・高等学校は、次世代を見据えた教育改革に力を入れている。中でも特徴的なのは、日本で初めてカナダ・ブリティッシュコロンビア(BC)州の海外校として認定され、カナダ式の学びを取り入れている点だ。条件を満たせば語学初心者でも、中2からカナダのカリキュラムを学べる環境があり、ネイティブ教員主導の授業の下、飛躍的に英語力が高まるという。
加えて、高校には「ダブルディプロマ(DD)コース」が設置されており、高校卒業時に日本だけでなく同州の高校卒業資格も取得できる。DDコースに進んだ生徒の多くは、卒業時には英検準1級以上を取得するまでになるという。
その成果は進学実績にも表れている。2026年春のDDコース卒業生のうち、海外大学の合格者は46人。BC州立大学やトロント大学(カナダ)のほか、超難関のミネルバ大学(米国)にも合格者を輩出している。
「世界で分断が進む中、ボーダーレスに活躍できる人材を育てたい」と育成への思いを語る青井静男校長。DDコース開設以降、累計200人以上の海外大学合格実績があり、中には欧州の医学部を経て日本の医師国家試験に合格した卒業生もいる。「カナダの教育は、勝敗をつけるディベートではなく、より良い答えを導き出すディスカッションスタイル。それが結果として生徒の視野を広げていると感じています」(青井校長)。一つの価値基準に偏らない、複眼的思考力を身に付けることで、将来の可能性が格段に広がっていく。
