東京女学館 中学校・高等学校
木村美和子校長

 明治の黎明期に当たる1888年の創立当初より、「世界と対等に交際できる女性の育成」を使命として掲げてきた東京女学館。異文化理解を重んじる進取の気風は今も受け継がれ、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」の目標の下、しなやかに生きる力を育んでいる。

 2026年度、新たに就任した木村美和子校長は、同校の生徒たちを「上品で思いやりがあり、他者に対する敬意を自然に持っている」と評価する。

高2物理の力学を応用した“お菓子の空き箱ロボットコンテスト”。同校は体験を通した学びを重視する

 その女学館には確かな学力を身に付ける「一般学級」と、英語教育に関心が高い生徒や帰国生で構成する「国際学級」の二つの学級があるが、学校行事やクラブ活動は共通で、家庭的で温かな雰囲気の中、品格を育んでいく。特に国際学級は、自国文化への理解を基盤とした上で、世界へ羽ばたく力を養うことを重視し、いわゆるインターナショナルスクールとは違う風土だ。世の中の海外志向の高まりと、理系を志望する国際生の増加に対応するため、これまで1学年1クラスだった国際学級は、26年度より2クラスへと拡充された。さらに教育の国際化を加速させ、25年3月には一条校の女子校初のケンブリッジ国際認定校となった。

英語教育と異文化理解に力点を置く国際学級。写真は高1ボストン研修の様子。現地の大学生と議論を交わしリーダーシップを深く学ぶ