クレジットカードの達人!ゴールド&プラチナカード比較
【第3回】 2014年10月31日公開(2017年11月20日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
岩田昭男 [消費生活評論家]

「プライオリティ・パス」で海外の空港ラウンジが
使い放題になるクレジットカードを比較!
アメックス・ゴールドのサービス内容改善に注目!

1

“年会費が高いわりにサービスが良くないカード”では意味がない!
同じゴールドカードでもサービスの拡充で格差が生まれている!

 前回のこの連載では、ゴールドカードやプラチナカード、あるいは「ゴールド」「プラチナ」といった名称はついていなくても、同等のサービスを提供してくれる「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」のような、いわゆる上級カードの特質について、少しだけご説明しました。

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
 (SPGアメックス・カード)
還元率 1.875%
 ※ 1マイル=1.5円換算。SPGポイントを2万ポイント、一度にマイルに移行した場合。
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス・カード)の公式サイトはこちら!
発行元 アメリカン・エキスプレス
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
年会費(税抜) 3万1000円
家族カード(税抜) あり(年1万5500円)
おすすめポイント 「SPG」のゴールド会員資格が得られるほか、国内15のホテル内のレストラン、バーの料金が15%オフ(アルコール除く)に。貯まったポイントは31社以上のマイルに無期限で、自由に移行でき、2万ポイント=2万5000マイルに。また、カード継続で毎年無料宿泊券がもらえる!
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]マイル系カード部門スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス・カード)の公式サイトはこちら!

(関連記事はこちら⇒旅行好きなら絶対得する「SPGアメックス」誕生!無料宿泊できて、高還元でマイルも貯まる旅行に強いクレジットカードの決定版

 復習しておくと、近年はゴールドカードやプラチナカードのサービスの質が、徐々に底上げされつつあります。さらに、情報開示も進み、それまで秘密のベールに包まれていた、一部上級カードの詳細も、比較的容易にキャッチできるようになりました。

 元々、ゴールドカードやプラチナカードは、一般カードとはレベルの違う「上質なサービスの提供」を、付加価値として謳っています。したがって、ポイント還元率に重きを置いたクレジットカードとは、最初から一線を画しています。

 とはいえ、これだけクレジットカード業界においてポイント合戦が激化し、共通ポイントの導入などで利便性も増してきている今、ユーザーから確実に選ばれる存在になるためには、ポイント以外の側面から訴えかけるサービスの拡充が必要不可欠です。それも、生半可なサービスでは「物足りない」と判断されかねません。

 また、最近では単に「ゴールド」という名称がつけられて、券面がキラキラしているだけの名ばかりのゴールドカード、プラチナカードも、雨後の筍のように登場しています。それらの「有名無実」なゴールドカード、プラチナカードと差別化を図るためにも、一部のクレジットカード会社は、すでにドラスティックなサービス内容の改善に着手しているのです。

 このタイミングで各社がサービスを見直しつつある背景には、消費税の増税も関係しています。増税に伴い、クレジットカード各社はゴールドカードやプラチナカードの年会費を見直しています。流通系の一般カードは、年会費無料も当たり前ですが、サービスが充実しているゴールドカードやプラチナカードで年会費無料のものはまずありません。

 逆に、あったとしたならば、それはほとんどが前述の「有名無実」なカードだと考えるべきです。ゴールドカードやプラチナカードの付加価値である「上質なサービス」を実現するために、クレジットカード会社は莫大なコストを割いています。ユーザーから年会費を回収しない限り、最初から成り立たないビジネスモデルなのです。

 真っ当なゴールドカードやプラチナカードは、安くても1万円台、高いものでは3万円以上の年会費がかかります。よりランクの上のブラックカードなどはそれ以上です。年会費無料に慣れている方には、1万円台であっても「かなり高い」と感じられることでしょう。

 増税に伴う見直しによって、ゴールドカードやプラチナカードの年会費は、さらに高くなりつつあります。一般カードとの格差は広がっていく一方です。それでいてサービスのレベルが高くない状態では、相対的にゴールドカードやプラチナカードの魅力が薄れてしまうため、サービスを拡充する流れが生じたことは、必然の成り行きともいえます。

ステータスカードの老舗であるアメリカン・エキスプレスが
2014年9月にゴールドカードの大幅なサービス拡充を発表!

 ところで、先日、私は「アメリカン・エキスプレス」の取材に行ってきました。既存の「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」のサービス内容が、2014年9月から大幅に変更されたからです。

 アメリカン・エキスプレスの「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」といえば、ゴールドカードの代表格として、充実したサービス内容で昔からよく知られる存在です。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
還元率 0.3~0.4%
おすすめクレジットカード!アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
発行元 アメリカン・エキスプレス
国際ブランド AMEX
年会費(税抜) 2万9000円
家族カード あり(1人は年会費無料。2人目から年会費
 1万2000円、税抜)
ポイント付与対象の
電子マネー
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの公式サイトはこちら

 その「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」にどのような変更があったかといえば、まず年会費が値上げされました。以前は2万6000円(税抜)だったのが、2万9000円(税抜)になりました。一気に年会費を3000円も値上げしたというのは、かなり大きな変化といってもいいでしょう。

 それと同時に、新しいコンセプトに沿って、サービスの見直しも行われました。そのサービス内容を見ると、このところのゴールドカード、プラチナカード業界の動向を集約したような、「年会費が高くても、質の高いサービスを追求する」という姿勢が明確に表れています。

 そこで、ここからは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の改定ポイントを説明していきたいと思います。

 まず、改定にあたって貫かれているコンセプトは、「大切な方とかけがえのない体験をお楽しみいただけるカード」というものです。主な見直しポイントは下記のとおり。矢印の左側が改定前、矢印の右側が改定後のサービス内容です。

①【改定前】「家族カード」1枚あたり年会費1万2000円
⇒【改定後】「家族カード」は1枚までなら年会費無料

 コンセプトにある「大切な方=家族」ということで、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の所有者がいれば、家族カードを1枚、無料で作れるようになりました。家族カードは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」、または一般の「アメリカン・エキスプレス・カード」のいずれかを選択できます。2枚目以降の家族カードについては、年会費1万2000円(税抜)が必要です。

 現状、すでに「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を所有し、家族カードも利用している人にとっては、本人と家族カードのトータルの年会費で見ると、今回の年会費の改定で年会費は大幅な値下げということになります。もちろん、これから夫婦で「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の利用を考えているような人たちにとっても、朗報でしょう。

②【改定前】「プライオリティ・パス」の年会費99米ドル
→【改定後】「プライオリティ・パス」を無料で発行可能に

「プライオリティ・パス」とは、全世界120ヵ国以上の400都市にある700ヵ所以上の空港で、VIPラウンジを無料(もしくは割引)で利用できるカードです。「プライオリティ・パス」については後ほど詳しくお話しするので、ここでは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の改定ポイントだけ説明します。

※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2017年の最強カードは?
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]
2017年版、最優秀おすすめクレジットカードはコレだ!

還元率でクレジットカードを選ぶ!還元率ランキングページへ
【クレジットカードおすすめ比較】最短即日発行~翌日発行で選ぶを比較して選ぶ!今すぐ入手できる、お得なクレジットカードはコレだ!
サービス充実の「おすすめゴールドカード」はコレ!ページへ
人気ランキングでクレジットカードを選ぶ!人気ランキングページへ
学生向けでクレジットカードを選ぶ!学生向けランキングページへ
プラチナカードでクレジットカードを選ぶ!プラチナカードランキングページへ
マイルでクレジットカードを選ぶ!マイルランキングページへ
海外旅行保険でクレジットカードを選ぶ!海外旅行保険ランキングページへ
2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定!2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ!ページへ
年会費無料でクレジットカードを選ぶ!年会費無料ランキングページへ
ETCカードでクレジットカードを選ぶ!ETCカードランキングページへ
クレジットカードを選ぶ比較トップページへ
【2017年11月1日時点・最新情報】

還元率、年会費etc.で比較! 人気のおすすめクレジットカード

還元率 年会費
(税抜)
ブランド 電子マネー対応
(ポイント付与対象)
カード
フェイス
 Yahoo! JAPANカード
1.0~3.0% 永年無料 VISA
JCB
Master
Suica
ICOCA
nanaco
※nanacoはJCBのみ
Yahoo! JAPANカードの公式サイトはこちら
【Yahoo! JAPANカードのおすすめポイント】
Tポイントを貯めるなら、Yahoo! JAPANカードが最強! 年会費無料で通常還元率は1.0%、Yahoo!ショッピング利用時は最低3.0%(カード決済分が2.0%、Yahoo!ショッピング分が1.0%)に! さらに、新規入会した月と翌月はどこで使っても還元率3.0%という高還元! 「Tカード」機能も搭載しているので、TSUTAYAやファミリーマートなど、Tポイント加盟店をよく利用する人は、Yahoo! JAPANカードさえ持ち歩けばTポイントがガンガン貯まるので利便性も高い。また、JCBブランドを選べば「nanaco」チャージでも1.0%分のTポイントが貯まる!
関連記事「Yahoo! JAPANカード」はTポイント利用者必携!年会費無料で還元率1%、Tカード機能も搭載し、Yahoo!ショッピングではポイント3倍の高スペック!
Yahoo! JAPANカードの公式サイト!!Yahoo! JAPANカードの公式サイトはこちら
 OricoCard THE POINT
1.0~2.5% 永年無料 VISA
JCB
Master
Suica
ICOCA
OricoCard THE POINTカード公式サイトはこちら
【OricoCard THE POINTのおすすめポイント】
年会費無料ながら新規入会後6カ月は2.0%の高還元率で、7カ月以降も通常還元率が1.0%の高還元クレジットカード。ネットショッピングでは「オリコモール」活用で「Amazon」で還元率2%になるほか、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」でも還元率2.5%(各ショップのポイント含む)になるなど、ネットショッピングでは最強レベル。また、「iD」と「QUICPay」を搭載しているので少額決済でも便利。貯めたポイントは「Amazonギフト券」「iTunesギフトコード」なら即時交換ができるので、ポイントの使い勝手も◎!
【関連記事】
◆[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定!2017年最新版、クレジットカードのおすすめはコレだ!(最優秀年会費無料カード部門)

◆年会費無料カードの還元率競争が激化!「Orico Card THE POINT」はネット通販に強く、還元率1.5~2.5%も狙える注目の新登場カード!
OricoCard THE POINTの公式サイト!!Yahoo! JAPANカードの公式サイトはこちら
 楽天カード
1.0~4.0% 永年無料 VISA
JCB
Master
Suica
ICOCA
nanaco
※nanacoはJCBのみ
楽天カード公式サイトはこちら
【楽天カードのおすすめポイント】
楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が4.0%以上に! また、電子マネーの「楽天Edy」や「nanaco(JCBのみ)」、さらに「Rポイントカード」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強
関連記事
◆[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定!2017年最新版、一番おすすめのカードはコレだ!(最優秀メインカード部門)
◆「楽天カード」にメリット追加で還元率もアップ!さらに「楽天カード」と「楽天モバイル」の兼用でスマホ代の節約+楽天ポイントがザクザク貯まる!
楽天カードの公式サイトはこちら
 イオンカードセレクト
0.5~1.0%
(イオン銀行の
普通預金金利が
0.1%に!)
永年無料 VISA
JCB
Master
Suica
ICOCA
WAON
イオンカードセレクトの公式サイトはこちら
【イオンカードセレクトのおすすめポイント】
一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでもポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、このカードの保有者は「イオン銀行」の金利が通常の100倍=0.1%になる特典も。マイナス金利の影響でメガバンクの定期預金金利が0.001%程度の今、普通預金金利が0.1%というのは破格! これ以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えを!
関連記事
◆イオンで一番得するのは「イオンカードセレクト」!意外と知らない「イオンのポイント2重取り」と「イオン銀行」+「WAON」を使った節約術を公開!
◆イオン銀行が「マイナス金利」時代の最強銀行に!?「イオン銀行+イオンカードセレクト」で普通預金の金利が破格の0.1%になるお得な特典を活用しよう!
イオンカードセレクトの公式サイトはこちら
 アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
1.5%~ 1万円 AMEX Suica
ICOCA
高還元クレジットカードおすすめランキング!アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードの公式サイトはこちら
【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】
マイル系最強カードとの呼び名が高いクレジットカード。対象航空会社・旅行会社28社で航空券代金やツアー代金を決済すると通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすいのが魅力。さらに、貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに自由に交換可能で、しかもポイントは無期限で貯められるのも大きなメリット! 「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換すれば、還元率は1.5%よりも高くなる!
【関連記事】
◆[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定!2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ!(マイル系カード部門)
◆航空・旅行アナリストがおすすめ!貯めたポイントを航空会社15社で自由に使える万能型のマイル系クレジットカードとは?
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードの公式サイトの公式サイトはこちら

 

【アメックス・スカイ・トラベラー・カード】
高還元+無期限で貯まり、15社のマイルに自由に
交換できる最強マイル系カード⇒関連記事はこちら

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード公式サイトはこちら
Special topics pr


ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新理論株価で儲かる株
株主優待ベスト130
ふるさと納税ベスト86

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株主優待ベスト130&新理論株価で買う株】
桐谷さん&優待ブロガー&ザイ読者が厳選!
 初心者も安心!株主優待ベスト130
失敗しない優待株の投資のワザ
●「優待+配当」利回りベスト30
少額で買える優待株ベスト30
権利確定月別の優待株ベスト 130
新理論株価まだ買える株68
年末までに駆け込め!ふるさと納税86
 3大カニマップ&寄附額管理シート付き! 
iDeCoつみたてNISAもこれが大事!
 騙されるな!投資信託選び10の落とし穴
●高配当&高成長の米国株ベスト12
地方上場の10倍株&佐川急便の投資判断
別冊付録!つみたてNISA完全ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング