業務管理点マニュアルで、業務水準を維持向上
“業務管理点マニュアル”“スキルマトリクス”など、人材育成や業務管理に役立つ図表が自動で生成されるのもHIT法の特長だ。
業務管理点マニュアルは、作業内容や手順を文章と図で電子マニュアル化したもの(図参照)。管理点、つまり「いつまでに」「何をしなければならないか」といった基準や目標、カン・コツ・ノウハウなどを記述できる。
このマニュアルは、業務の引き継ぎやOJTなど、幅広い場面で活用できる。たとえばある会社では、経営管理室でHIT法を導入したことで、7名だった体制が4名にまで削減できた。しかし、どうしても繁忙期には業務が溢れてしまい、他部署からの応援を呼ばざるを得ない。応援要員に業務を手伝ってもらう際、マニュアルを役立てている。
マニュアルは担当者だけでなくマネジャーにとっても有効だ。マニュアルがあれば部下の仕事を具体的に把握できる。また部下の育成目標やスキル目標を記述しておけば、目標管理にも活用できる。