いい道具を用意して
それを使いこなす力を磨く
――製造業に対するデータ分析の支援も必要だと思いますが、データロボットではどのような取り組みを行なっていますか。
シバタ 日本は製造業が多いので、製造業に関わるデータサイエンティストも多く、DataRobotの活用事例も増えてきています。予測よりも、なぜこういうことが起きているのかという要因解析で使われるケースが多いですね。こうした事例を、ワークショップを開いて共有しています。広まれば広まるほど実用化は早まるでしょう。
――これまで製造業の場合、使っているツールや活用事例をオープンにしない傾向もあったと思います。
井上 我々はツールとその活用方針を「道具と大工」にたとえています。道具については、一流のものを外から持ってくる。つまり、道具の自社開発はもうやめましょうと。その代わり、職人としてお客様に喜ばれるサービスをいかに創出するかに力を注ぐ。ですから、ツールはそもそも隠す必要はないと思っています。
もっといえば、活用事例についても他社と情報交換していきたいですね。日本の製造業をさらに盛り上げるためにも、事業内容が重ならなければ、オープンにしてもいいのではないでしょうか。
シバタ 当社としても、井上さんのような先進的に取り組む人を講師に招いてワークショップを開催するなど、ユーザーを継続的に支援していきます。ぜひ、多くの製造業の方にDataRobotを活用していただきたいです。
問い合わせ先:
DataRobot Japan
URL: www.datarobot.com/jp