働き手不足の課題解決に取り組む企業が
「Airシフト」を導入する理由

アルバイトやパートを雇用するサービス業の現場責任者にとって、シフト管理は面倒な業務のひとつ。シフト希望の収集から調整、共有まで、平均月15時間程度もの時間が取られているという調査結果もある。その手間を解消すべく、リクルートライフスタイルが今年4月に提供開始したのが、やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス「Airシフト」だ。サービス開始から半年経ち、導入効果を実感する企業が増えているという。ユーザー企業に実際の声を聞いてみた。

アルバイト確保のためには
「細切れ」×「多人数」のシフト管理が必要

「時給を上げてもまったく応募がない」「苦労をして雇っても、すぐに辞められてしまう」――これらは、アルバイトやパートを雇用するサービス業の現場責任者に共通する悩みであろう。“売り手市場”と言われる人材市場の状況は、アルバイトやパートの現場でも同じだ。

 とくにアルバイト・パートの勤務時間の短時間化が、企業にとって大きな問題となっている。調査によると、「7割以上のアルバイト・パートが5時間以内の短いシフト」を希望。これを受けて企業側も、週の最低勤務日数が「1~2日」、1日の最低勤務時間が「1~3時間」のいわゆる「細切れシフト」の求人を増やしている。

 これらの事象は少子化に伴う学生自体の減少と思われがちだが、大学への進学率は増えているため学生の母数は実は減っていない。かつてのように勉強以外の大半をアルバイトに捧げる学生は減り、習い事や部活動など、ほかのイベントに時間を割く学生が増えているからだ。そうしたライフスタイルの変化が学生アルバイトの採用を困難にしている。主婦を中心とするパートも事情は同じである。雇用側としてもアルバイト・パート個々が希望する細切れシフトを受け入れざるを得ない環境となっており、結果としてスタッフの数を増やして対応することになる。

 細切れシフトやスタッフの数が増えると、そのスケジュールを管理する店長など現場責任者の業務負担も重くなる。スタッフから勤務や休みの希望を収集し、それをもとにシフト表を作成して、希望が重なる場合や、急な欠員が出た際には調整する、という一連の作業がいっそう複雑になるからだ。

 これは、ほかにもさまざまな仕事を抱える現場責任者にとって、かなり重い業務負荷だと言えるだろう。

働き手不足の課題解決に取り組む企業が「Airシフト」を導入する理由「Airシフト」の画面イメージ。スタッフが専用のスマホアプリ「シフトボード」でエントリーした日時がこの画面にリアルタイムに反映される

 この問題を解決するため、リクルートライフスタイルが今年4月に提供を開始したのが、シフト希望のやりとりもシフト表作成も効率化できるシフト管理サービス「Airシフト」だ。従来の表計算ソフトや紙ベースのシフト管理から解放され、現場責任者の管理業務が大幅に改善されるだけでなく、スタッフも専用のスマホアプリ「シフトボード」を使って簡単にシフト希望を出せるので、満足度が高まり、定着率の向上にも寄与するという。

「Airシフト」のユーザー企業からは、業務効率化やアルバイト・パートとのコミュニケーション強化などの効果を実感する声が数多く届いているという。今回は、その中から特徴的な3つの事例を紹介する。

※調査主体:(株)リクルートジョブズ2015年実施『求職者2500人アンケート』

 

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