市場のトレンドをつかみながら成長
プラスチック成形のパイオニア

「学生に教えたい“働きがいのある企業” 大賞」特別賞を受賞

市場のトレンドをつかみながら成長プラスチック成形のパイオニア「学生に教えたい"働きがいのある企業"大賞」(大阪府経営合理化協会)で特別賞(長寿企業部門)を受賞

 同社には「弾力経営体制に徹し、硬直化体質にならぬこと」という企業理念があり、事業はもちろん、組織にも弾力性を求めている。同社では「ダイメイクレド」という行動指針を制定して理念を共有、隔週で社長自ら「トップメッセージ」を発信している。「人を育て、人を生かすことを大切に考えています。私が発信するメッセージには、全社員からのアンサーバックがあり、印象に残った内容はピックアップして全社展開。社内のベクトルを合わせるのが目的で、風通しの良い会社を目指しています」と山口社長。

 18年には、こうした取り組みが評価され、「学生に教えたい“働きがいのある企業”大賞」(大阪府経営合理化協会)で特別賞(長寿企業部門)を受賞した。理念が浸透した強い組織体制が、若い社員たちの働くモチベーションを創出している。

ライフデザインラボで自社ブランドを展開
市場のトレンドをつかみながら成長プラスチック成形のパイオニア「富士潜」を持つ山本美有紀氏(左)と、「ヘルシーフットウォッシャー"ジェリー"を持つ霜里茉李江氏(右)

 2002年に開発された「ヘルシーフットウォッシャー」。当初はほそぼそと販売されていたが、数年前にてこ入れのためライフデザインラボが設立された。「製品開発当初は元々BtoBビジネスがメインだったため、BtoC向け製品の売り方が分からないという問題がありました。そこで素材とデザインを改良して、小梅と葵という2色のジェリータイプを開発、展示会に出展して新規顧客を獲得したり、実店舗やカタログ販売にも力を入れました」と語るのは、販促を担当した霜里茉李江氏。その戦略が当たり、メディアに取り上げられてから販売が急速に伸びた。

  ライフデザインラボでは、自社ブランド"daimei"の第2弾として、浴室用の「富士潜」「富士たら」を開発。前者は炭酸入浴剤を入れて浴槽に沈めると炭酸の泡が噴出するもの、後者は末広がりの富士山の形をした透明の湯おけで、いずれも自社で金型を製作、こだわりの形状を持つ。「まだ世にないものを作ろうと、2人で妄想を形にしました。当社にはユニークな発想を面白がってくれ、自由にやらせてくれる風土があります」と語るのは、企画デザインを担当した山本美有紀氏。若手の発想を形にする環境も用意されている。

●問い合わせ先
大阪銘板株式会社 http://www.daimei.jp/

当コンテンツはダイヤモンド・オンライン編集部が作成したものではなく、クロスメディア事業局が作成したものです。

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