プラネタリウム・クリエーターの大平貴之氏も注目。
かけがえのない地球をイメージした筆記具とは？

宇宙に昇る青い地球をモチーフにした斬新なデザイン

　新作「スターウォーカー」コレクションの頭部は半透明ドームとなっており、美しいブルーのグラデーションが施されている。月の地平線から漆黒の宇宙に昇る青い地球をモチーフにしたものだ。モンブランは、中国系米国人の元宇宙飛行士であるリロイ・チャオ氏が宇宙から地球を眺めた時の感動の証言を基に、この新作の開発をスタートさせた。

左からスターウォーカー メタル 万年筆（ペン先：EF,E,M） 本体価格8万8000円、 スターウォーカー レジン 万年筆（ペン先：EF,E,M） 本体価格5万3000円、 スターウォーカー レジン ボールペン 本体価格3万7500円

　斬新なデザインに込められているのは、「リコネクト」というメッセージである。

　仕事や生活など、忙しい日々に追われている時、ふと手にした筆記具に目をやると、そこに小さな地球の姿がある。普段は自分や身の回りのことで精いっぱいでも、つかの間でも同じ地球に暮らす70億の人々や生き物たちに思いをはせ、同じ地球の一員として空間軸や時間軸を超えて「つながっている」ことが再認識できる。

「宇宙の視点から地球の存在を見つめ直し、我々の青い惑星の大切さを思いやることができるという点で、『スターウォーカー』コレクションの新作にはプラネタリウムに通じる存在意義を感じます。とてもシンプルなデザインですが、作り手の思いやメッセージが力強く伝わってきますね。書き心地も非常に滑らかです」と大平氏は語る。

　新作「スターウォーカー」コレクションは、メタルフィッティングとのコントラストが美しいオールブラックレジンの「レジン」、キャップや頭部はプラチナ仕上げメタルで、ブラックレジンとのツートーンの「ドゥエ」、フルメタル仕様の「メタル」の3種類がラインアップされ、それぞれ万年筆、ファインライナー、ボールペンが用意されている。

　100年を超える伝統に磨かれたモンブランの最新作を、ぜひ試してみてはどうだろう。（撮影：奥山栄一）