1000種類を超える生地と数百種類の裏地。
多種多様なボタンも選べる
――「パターンオーダー」の具体的な流れについて教えてください。
粟竹 まず素材、生地を選んでいただきます。生地は1000種類を超える豊富な見本からお選びいただけます。
そして採寸し、ゲージ見本を基に調整をしていきます。
――調整というのは、どのようなことを行うのでしょうか?
粟竹 採寸データを基に、一番近いサイズサンプルを着ていただき、調整します。ウエスト、袖丈などから始まり、その後、仕様も選んでいきます。
ジャケットはシングルの2Bかダブルブレストの6Bか、さらには3B、4B、襟の仕様、例えばノッチドラペルにしたいとか、ポケットはアウトポケットにするのか、チェンジポケットを付けるかなどです。
裏地は、背抜きにするか総裏にするか。袖のボタンは4つにするか3つにするか、重なった仕様か、並んだ仕様にするかなどかなり細かくオーダーできます。
パンツはノータック、1タック、2タック。サイドポケットはストレートにするかスラントにするか、後ろのポケットは両方付けるか、片方だけにするか、ポケットのフラップを付けるか。裾をシングルにするかダブルにするかなど、こちらもさまざまな仕様の選択が可能です。
――選ぶのが楽しいですね。初めてだと迷ってしまいそうです。
粟竹 オーダーに慣れていない場合でも、スタンダードなものから選ぶこともできます。また疑問点などは気軽に店舗のスタッフに相談していただければと思います。
裏地は数百種類、ボタンも水牛やメタルなど数十種類から選べます。裏地に柄の入ったものを選んでお洒落を楽しむ人もいらっしゃいますね。裏地は無地からカラフルなプリント柄までそろっています。
生地や裏地、ボタンなども豊富な見本から選べる