シャツやベスト、革小物など
スーツ以外のオーダーも楽しめる
――採寸の際、シャツを着た状態でゲージ見本を着用すると、より正確に採寸ができるということですが、その場合、シャツのサイズも大切ですね。
粟竹 スーツをお召しになる場合、シャツはとても重要です。タイト過ぎるとストレスになりますし、大き過ぎるとジャケットの袖口から長く出過ぎてしまったり、襟元が緩んでだらしなく見えてしまいます。もちろん上に着るジャケットの着心地も左右してしまいます。どんなに良いスーツを仕立ててもシャツで台無し、ということになりかねません。できればシャツもオーダーで仕立てて、適正なサイズのものを着ていただくと良いでしょう。
――スーツ、シャツ以外に、お勧めのオーダーメードはありますか?
粟竹 秋冬でしたら、ぜひスーツに合わせてベストを作ることをお勧めします。
室内で暖房が効き過ぎて、暑くてジャケットを脱ぐことがあると思いますが、そんな時、シャツ1枚よりもベストを着ていた方がシャープな装いになります。
他には、革小物のオーダーもお勧めです。
名刺入れや手帳カバーなどのオーダーも行っています。こちらも好みの色の革やステッチが選べ、バッグの中の小物のイメージを統一できるため好評です。当店では名刺入れ2万円台、財布3万円台、手帳カバー4万円台から展開しています。
――最後に、オーダーを検討されている人にアドバイスを。
粟竹 慣れたお客さまはまとめて数着ご注文される場合もありますが、初めてのお客さまは、まず1着、仕立てていただくことをお勧めします。そこからさらに2着目、3着目とご自分に合った最高の1着を見つけていただければと思います。
また、オーダーしたスーツに合うシャツやネクタイも、ブランドの垣根を越えてご提案できますので、気軽にお声掛けください。
ご自身のサイズとパーソナリティーに合った1着が手に入るオーダーメードのスーツを、ぜひお楽しみください。