「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「ゆず庵」などで知られる物語コーポレーション。“自分物語”の構築や率直な明言を尊重するなど、独自の企業文化で業態開発を推進。海外事業も積極的に展開し、競争の激しいフード業界において14期連続増収増益を続けている。
物語コーポレーション
加治幸夫
代表取締役社長CEO
加治幸夫
代表取締役社長CEO
外食産業でありながら「物語コーポレーション」というユニークな社名を持つ。
「私たちは、会社は人財という礎を基に成り立っている集合体だと考えています。それぞれの独立した『自分物語』が集まって『会社物語』を作り出す。だから『個』の尊厳を『組織』の尊厳より上位に置く企業でありたい。社名にはそんな思いが込められています」
加治幸夫社長は社名の由来を、そう説明する。
同社は1995年に、郊外型焼肉店「焼肉一番カルビ」を出店、それが成功しチェーン展開の第一歩を踏み出した。以降「焼肉きんぐ」を始め、「丸源ラーメン」や「お好み焼本舗」、寿司・しゃぶしゃぶの「ゆず庵」などを開発、現在は5業種14業態を展開する業態開発型カンパニーとして成長してきた。現在は中国を中心に海外展開にも力を入れている。