時代の変化に応じた
新規事業を自在に展開
吉田CEOは、日税グループの事業を「グーグルやアマゾンのような、一種のプラットフォーム・ビジネス」と位置付ける。
「つまり、税理士さんとその関与先のためのプラットフォームであって、ニーズに合わせてどんなビジネスでも載せることができるのです」(吉田CEO)
日税グループは、1972年、全国の税理士とその関与先企業の経営者向け保険を業界関係者と企画・立案する企業として出発した。税理士報酬や業界団体の制度である保険商品の保険料の集金管理業務などの事務代行事業、生命保険・損害保険の代理店事業、不動産情報サービス事業、研修・セミナーなどの各種支援事業といった付加価値の高いサービスを提供するプラットフォームを構築している
近年始めた新ビジネスの例として、税理士に受講が課せられた年36時間の「会則研修」を、ネットのオンデマンドで受けられるようにしたことが挙げられる。多忙な税理士たちのニーズに応えて生まれたものだ。
また、2018年には、税理士の関与先のM&A(企業の合併・買収)を専門に扱うグループ企業「日税経営情報センター」を、新たに設立。そのように、時代の変化に応じた新規事業を自在に展開できることも、日税グループの強みである。
時代がどう変わろうと、中小企業や税理士という職業がなくなることは決してあるまい。「税理士業界のコンシェルジュ」である日税グループの役割は、今後いっそう大きくなっていくに違いない。
●問い合わせ先
株式会社日税ビジネスサービス https://www.nichizei.com
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