マイクロソフトと
お客さまとの約束

 マイクロソフトは、1990年代半ばにオンライン・サービスの提供を開始して以来、プライバシーや情報セキュリティを最優先の課題として取り組んできました。

 2002年には、ユーザーが安心・安全に利用できるコンピューティング環境の実現を目指す活動として「Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)」をスタート。その中で、全世界の社員に対してプライバシー保護や情報セキュリティの重要性を啓発、教育するとともに、製品やサービスの企画段階からそれらの仕組みを組み込むことを徹底してきました。

 今日、ITサービスの提供におけるプライバシー保護は国家レベルでも議論が進められている重要なテーマですが、そこで根幹となる原則は「透明性の確保」と「選択権の提供」です。

「透明性の確保」とは、クラウド事業者がユーザー情報の収集や利用に関する事項を可能な限り開示し、透明性を保ちながらサービスを運営することを意味します。

 また、「選択権の提供」とは、ユーザー自身に自分の情報のコントロールを与えることを意味します。これには、ユーザーが削除したいと望むデータの抹消をユーザーが事業者に要求できるということも含まれます。

 マイクロソフトは、ユーザーのプライバシーを最大限に尊重し、不要な情報は収集せず、目的がある場合には収集する情報を明確にした上で、目的を果たした際には速やかに情報を削除します。また、目的がある場合には事前にそのことを明示し、ユーザーの同意なしには情報を収集しません。

 さらに、プライバシーの問題はそれぞれの国で文化や慣習、法制度が異なります。マイクロソフトでは、そのことを大前提とし、各国の拠点にプライバシーの専門家を常駐させています。 それらの専門家が、各地域の文化や商習慣を踏まえたルール作りを行いながら、マイクロソフトがグローバルで運用するためのルールやプロセスとの調整を行っています。