マウスコンピューターでは顧客のオーダーに迅速に対応できるよう、長野県飯山市にPCの生産工場(飯山事業所)を持っており、ラインアップの多くを日本で生産することで迅速に顧客に納入できる体制を整えている。マウスコンピューター マーケティング本部 販売推進部 エキスパート 黒川治氏は「飯山事業所では、量産品の生産に一般的に使われているライン生産方式ではなく、カスタマイズによる注文内容多様化に対応し、担当者が1台1台責任もって組み立てるセル生産方式を採用しています。さらに出荷の最終段階では抜き取り検査を行うなど、日本国内の工場で生産するがゆえにきめが細かく、高い品質を維持する生産が特徴です」と説明する。
故障した場合も“ユーザーの手元にPCがない”時間を最短に
サポートや修理体制に関しても、顧客のニーズに応える体制を整えている。黒川氏は「お客様の使用目的や使用時間も多岐に分かれる現在、故障もさまざまなタイミングで発生します。そこで、故障などが発生した時にはすぐ相談していただき、迅速に修理してお返しする体制を整えています」と話す。もしもPCが壊れた場合、ユーザーが最初に接触することになるサポートの電話窓口は24時間/365日開設。かつ混雑状況などもWebサイトで公開されているので、つながりやすい時間に電話相談ができる。また、架電可能なタイミングが限られているユーザーには、LINEを利用したオンラインサポートも行うなど、サポート窓口の多角化にも取り組んでいる。
修理体制に関しては「1年間の無償保証の間に故障などが発生した場合には弊社の修理センターに到着してから3営業日以内に修理を完了させて返送することを原則としています」(黒川氏)との通りで、ユーザーの手元にPCがない期間をできるだけ短くする体制を整えている。
標準の保証期間は1年間だが、延長することもできる。法人向けであれば、モデルによって期間は異なるものの、カスタマイズで最長5年まで延長可能な製品もあり、オンサイト保証(修理を顧客の拠点で行なうサービス)を選択することも可能だ。