仕切り直すという手もある。6000人を超える大学職員を対象に実施した最近の実験では、退職年金プランへの加入を勧められたとき、次の誕生日や春分の日が過ぎたら投資を始めるよう促された場合は、加入に同意する――さらに後日、掛け金を増やす――確率が非常に高かった。

 ペンシルベニア大学ウォートンスクールの行動科学者で、「How to Change: The Science of Getting from Where You Are to Where You Want to Be(変わる方法:今の自分がなりたい自分になる科学)の著者でもあるケイティ・ミルクマン教授によれば、誕生日や新しい季節の最初の日など特定の日付は「自分自身に対する見方に時間的な意味での分離」をもたらすようだ。

 ミルクマン教授らはこうした現象を「フレッシュスタート効果」と呼んでいる。同教授によれば、こうした節目の日付は「私たちを『昔の自分』や過去の失敗から切り離して、新たな気持ちで目標に向かって進む気にさせる」。

 クレジットカードの債務を減らしたり、401(k)の掛け金を増やしたり、損が出ている投資資産を売却したり、住宅ローンを減らしたりするつもりなら、次の誕生日か春分の日の直後に実行に移すことを約束しよう。カレンダーに複数のリマインダーをセットしよう。

 そこまでしたら冷たい飲み物でまた一服してもいい。

(The Wall Street Journal/Jason Zweig)

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