時代の転換期に今、変わりゆく働き方とは

パネルディスカッションのモデレーターは、アマゾンジャパンでダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン活動に携わる藤谷ひとみ氏。新型コロナウイルスの感染拡大と、緊急事態宣言の影響で、日本でも新しい働き方=テレワーク、フレックスタイム、時差出勤などが広まった、と口火を切り、法政大学の田中研之輔氏が政府による法令整備や今後の方向性、日本の企業による「新しい働き方」について述べた。
政府が「働き方改革」に取り組んでいること、経済界による日本型雇用の制度転換、そしてコロナ禍によるテレワークの普及により社会人のほぼ全てが「働き方」「キャリア形成」「労働環境」について考える時代になったと田中氏。大分と東京の2拠点生活を実施している石山アンジュ氏は、自らの働き方や時間の使い方の変化、働き方の変化により新たに直面している課題について述べた。

NPO法人GEWEL理事の稲葉哲治氏は「働き方改革」が、コロナ禍により「生き方改革」につながってきているとし、自身の新宿と鎌倉、2拠点での働き方と生き方や、異なるコミュニティーに身を置くメリット、多様なコミュニティーに属することで得た「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン」(以下、DEI)への気付きを語った。
